出会った仲間とはじめた看護事業
帰ってきた人
古津三紗子Misako Kozu
受講/第2期(2013年)
UIターン/Uターン(2014年)
しまコトに参加しようと思った
きっかけはなんですか?
私は学生の頃から島根が大好きな父親の影響を受けて、若い時は都会で力を養い、将来的には島根に帰って貢献したいと思っていました。社会人になり、いざ島根に戻ろうと思った時に、ただ島根に戻り一般的な職場に転職するのではなく、島根を盛り上げられるような何か面白いことをしたいと思いました。ご縁で繋がったしまねUIターン支援相談員の方に相談したところ、「しまコトアカデミー」を紹介してくれました。
しまコトでは、先駆的な動きで地域を引っ張っているリーダーと繋がれ、ノウハウを学べ、また同じ価値観の仲間が出来ることに魅力を感じ、参加しようと決意しました。今現在は、しまコトに参加したことで人生が変わったと感じています。
しまコトに参加して
よかったことはなんですか?
一番の収穫は「仲間」です。
島根で活躍しているたくさんの魅力的な方々と繋がれることができ、また自分と同じように島根で奮起しようとしている仲間が出来たことは、大変心強く、心の支えとなっています。そしてそんな仲間は熱い人達しかいないので、とても元気をもらっています。
また、今まで全く知らなかった島根の面白い場所をたくさん知ることができたことも大きな収穫です。島根をディープに知り、繋がることが出来たからこそ、今の仕事や今の生活が充実しているのだと感じています。心の財産としてこれからも大切にしていきたいと思っています。
現在の活動について教えてください!
私はしまコトがきっかけでご縁を頂いた仲間から声を掛けて頂き、7月に訪問看護ステーションコミケアを同年代3人で立ち上げました。今は訪問看護師として働いています。病院や施設ではなくお家で過ごしたいと思う住民さんの思いを叶えれるよう、お医者さんやリハビリ師さん、ケアマネージャーさんなどと連携しながら、お家で本人らしく最期まで過ごせるお手伝いをしています。また、若手の医療・福祉関係者と一緒に勉強会を開いたり、地域のサロンにお邪魔して健康教室を開催しています。
毎日利用者さんがどうしたら本人らしく生きられるか皆で相談しながら仕事ができ、また住民さんや多職種と繋がれて刺激をもらうことができるこの職場は大変にありがたく、魅力的です。自分のしたいことができているなと心から感じています。
今後の展望を聞かせてください!
Uターンをしてもうすぐ1年となります。今感じていることは帰ってきて良かったということです。
無駄なものはほとんどなく、キラキラと輝いて生きている沢山の方々と繋がれ、自分としっかりと向き合え、生きる力を養えるこの場所で成長していきたいと感じています。
今後の活動としては、その時代・地域のニーズに合わせて働くことで、地域の住民さん皆が活き活きと輝ける社会を創っていきたいと思っています。そのためにもっと住民さんや地域の医療・福祉関係者と繋がり、一緒に考えていきたいと思っています。個人的には田舎のおばちゃんを目指して生きる力を養っていこうと思っています。
古津三紗子
東京の総合病院で7年間看護師として勤務。その後心機一転地元である島根県に戻り、雲南市で訪問看護ステーションの立ち上げに携わる。趣味はマラソン、登山、落語など。