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インターンレポート

2017年04月04日

東京講座 第5期生 西部インターンシップレポート≪2日目≫

東京講座 第5期生 2016年10月8日~10月10日の西部地域インターンシップ、2日目の様子をご紹介します。

2日目は、しまコト1期生で『てごねっと石見』代表理事の盆子原さん、3期生で同じく『てごねっと石見』の竹内さんに先導してもらいました!

朝食は、江津市のカフェ&ベーカリー『蔵庭』へ。
朝食メニューは、ラップサンド・グラノーラソイヨーグルト・ドリンクのセット。

素敵な朝食を頂きながら、『蔵庭』を展開されている戸田耕一郎さんにお話をお伺いしました。『蔵庭』は、東京にお住まいだった戸田さんご夫妻が2014年に江津の空き家と出会い、カフェとして活用しようと思いたち、さらに、「ベーカリーを開きたい」と思っていた友人の峠土さんのベーカリー『紬麦』も一緒にお店を始めることになり、スタートしました。

戸田さんご夫妻は、東京、島根の二拠点生活をはじめ、新しいライフスタイルを実践されています。また、空き家だった場所をデザインオフィス『sukimono』さんと一緒にリノベーションキャンプを企画し、みんなでワークをしながら、お店を作っていく工程を経て、『蔵庭』をオープンされました。新しい挑戦を続ける、戸田耕一郎さんにお話をお伺いしました。お店を立ち上げた経緯、今の仕事の状況、東京との二拠点生活について、お話して頂きました。

美味しい朝食も食べ、大満足の私達は続いて、「はんだ牛蒡」の反田さんへ会いに行きました。反田さんは、ごぼう、お米、大豆などを中心に展開されている農家さんで、今では珍しい「自然栽培」を実践されています。

反田さんを訪ねると、まず反田さんの牛蒡を生で試食。牛蒡の甘さ、美味しさにみんな感激の様子でした。続いてバスに乗り込み、反田さんの畑へ向かいました。バスの同中では、反田さんが農業を始めるまでのヒストリーを語って頂きました。まるで、落語のような面白いお話に車内は、大爆笑の嵐でした!!

実際に、反田さんの畑を見学。「自然栽培」の土の柔らかさをみせてくれました。既存の農業の方法にとらわれない、栽培方法を模索し追及し続ける反田さんのあきらめない姿勢と農業という仕事に心から幸せを感じているという反田さんの生き方に、元気を頂きました。

続いて、夫婦2人で、9坪の小さなブルワリーを立ち上げられた『石見麦酒』さんへお伺いしました。実際に、醸造所を見学させて頂き、この小さな空間でビールを醸造して作られていることに驚きました。至るところに、独自の工夫をされており、手作りで設備も作られていました。また、地元のゆず、レモン、大豆などを生かした地ビール作り、パッケージのデザイン性の高さに、受講生の皆さんも興味深々の様子でした。


当日は、山口厳雄さんに起ち上げた経緯、現状のお仕事についてお話をお伺いしました。

お昼は、「風のえんがわ」でランチ。「風のえんがわ」は江津市の古民家を改装したカフェ。庭には、トムソーヤのようなツリーハウスやお店の入り口には、ギャラリーも併設されています。子供も大人もほっと寛げる素敵な空間です。


ランチには、先ほど訪ねた反田さんの牛蒡も使われていました。体に優しいランチに心も体も満たされました。

次に尋ねたのは、『蔵庭』のデザイン、リノベーションキャンプも手掛けた『DESIGN OFICCE SUKIMONO』の家具工房へ行きました。代表の平下茂親さんに、工房の中を案内して頂きながら、お話をお伺いしました。

NYから江津へUターンして、『SUKIMONO』を立ち上げた経緯、今後どのような展開を考えているのかなど、お話して頂きました。平下さんは、伝統的な文化や技術をいかにして残すか、廃材など古い家や建物をどう再生していくのか、次世代の人達に何が残せるかなど、今だけでなく、この土地の未来を考えて動かれている印象を受けました。

次に、工房からほど近い場所にある、平下さんがデザイン、建築を手がけた『ゲストハウスアサリハウス』のオーナー江上尚さんにお話をお伺いしました。

江上さんは、2015年に江津のビジネスプランコンテストGO-CON2015で大賞を受賞され、島根へIターンして、起業されました。ちなみに、GO-CONは、蔵庭の戸田さん、石見麦酒の山口さん、SUKIMONOの平下さんも大賞を受賞されています。


江上さんに、アサリハウスのゲストハウス内を案内して頂き、その後、アサリハウスを始めた経緯、その他のビジネスの展開などをお話頂きました。ゲストハウス以外の新たなビジネスなど、今後も新しいことにどんどん挑戦していきたいという江上さんに、パワーを頂きました。

江津のキーパーソンにお会いしたところで、私達は津和野へ向かいました。
津和野は、山口県にほど近い島根県の南西に位置する町です。

津和野に到着して、まず訪問したのは、病院を改装して、新しいプロジェクトを立ち上げる準備をしている大江健太さん。

大江さんは、『糧 ハタガサコ×72recipe』という、“二十四節気七十二候、その暮らしから生まれた知恵や技を食を通して、学びを通して、自然と愉しめる場所を作ります“というコンセプトで、カフェ、ワークショップを行う場を作る立ち上げ準備をされていました。

大江さんは、島根へIターンされていて、もともと江津の『DESIGN OFFICE SUKIMONO』で働き、その後、ご縁があり、津和野へ移住し、このプロジェクトを始めることになったそうです。

大江さんが津和野のプロジェクトに関わることになったきっかけ、島根へIターンした理由、また食べ物や暮らしに興味をもった経緯などをお話して頂きました。
これから展開する、この場所がどんな風になっていくのかとても楽しみに感じました。

外に出たらあたりは真っ暗でした。最後の訪問先は、『厨ファミリア』の中村純二さん。街灯がない中、中村さんの携帯の明かりをたよりに、なんとか『厨ファミリア』に到着。

中村純二さんは、教員、マダガスカルへの青年海外協力隊を経て、島根県の津和野町へIターンし、高校魅力化コーディネーターとして、津和野高校で様々な取り組みをされています。『厨ファミリア』は、カフェ、イベントなど、地域の人達が集まれる場として、活用されています。
中村純二さんに、厨ファミリアの活動、高校魅力化コーディネーターについて、今後の展開について、お話をお伺いしました。

2日目の交流会は、宿泊先の町家ステイで、開催されました。料理は、ケータリング、商品開発などを手掛ける「たべるを」主宰の國方あやさんが津和野の野菜を中心にしたお料理を作って頂きました。とても贅沢な雰囲気の町家ステイで、津和野の皆さんと楽しい時間を過ごさせて頂きました。

江津、津和野と魅力的な人達にたくさんお会いできた、充実したインターンシップ2日目でした。

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